これまで、NAS(LinkStation)でiTunesのデータを管理しようと試行錯誤。いまのところ
・[LinkStation LS-CH1.0TL] NASでiTunesライブラリの共有にも挫折
という経緯で、ダメダメな状態から一転、どうもうまくいっていそうなので、改めてiTunesのデータを整理しなおして、使ってみています。
ここ2,3日、LinkStationにおいたiTunesライブラリで、おおむね快調に使えています。
※LinkStation LS-CH1.0TLのiTunesサーバ機能(メディアサーバ機能)を利用していない使い方です。機能をオフにしても、この機能がないNASでも使えます。
ざっとこんな手順で、LinkStationに新しいライブラリを作成しました。iTunesライブラリのフォルダを丸ごとコピーするだけでよさそうな記述も多いのですが、ここ数日、ライブラリが壊れているとかどうもいまいちだったので、できるだけまっさらからできるようにしました。過去の再生の履歴とか、プレイリストは引き継げていないので、その手順も別に必要になります。
1. optionキー(WindowsならSiftキー)を押しながらiTunesを起動する
2. 「iTunesライブラリを選択」のアラートが表示されるので【ライブラリを作成...】をクリックする
3. 新規iTunesライブラリをLinkStationに作成する
4. メニューで「ファイル」→「ライブラリに追加」で以前にデータがあったフォルダを指定する
すると、今までの音楽データを、新しいiTunesライブラリのiTunes Musicフォルダに取り込み、ライブラリを作成し、ギャップレスの解析をし・・・
ざっと4000曲、16GBのデータで27時間ほどかかりましたが、完了しました(一時はこれの何倍かのデータになってしまっていたのですが、それを処理することを想像すると結構コワイ・・・)。
気になる起動・終了ですが、FireWireの外付けHDDにおいていたころと比べると違いはわからず、自分的には全く問題になりません。iPhotoは使えない遅さでしたが、iTunesは大丈夫です。
ただ、再生がブツブツ途切れることについては、切れまくって全然聞いていられないときは確かにあるので、だめなときはだめと割り切ることにしました。以前の経験からすると、ルータやLinkStationの再起動で改善するのかもしれません。また、54MbpsのMacBookの方はたまにで、11MbpsのX31はしょっちゅうなので、100Mbps、1000Mbpsの有線LANで構築できるなら、全く問題にならないのかもしれません。
BUFFALO ネットワーク対応HDD LinkStation 1.0TB LS-CH1.0TL | |
Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ところで、なぜ、iTunesライブラリをNASに置きたいのかも書いておこうと思います(NASじゃなくてもUSBやFireWire接続の外付けHDDでも同じです)。
iTunesのデータの保存先を外付けのHDDのフォルダを保存すると、かさばる音楽データは外付けHDDに保存されるようになります。
iTunesのライブラリのデータはマシン本体にあるので、外付けHDDを接続していない状態でiTunesを起動しても、取り込んだ曲の名前やアーティスト、プレイリストなどはちゃんと表示されます。でも、iTunesは音楽データのあるはずの場所を知っているだけで、実際には音楽データにはアクセスできないので再生できません。
以前、こういう状態で、iPodを接続してしまったことがあります。自動的に同期が進んで、iPodの中身が消えてしまったんですよね~~。急ぎだったので、HDDを接続してから改めて同期する時間はなく・・・。さみしい通勤時間を過ごしました。充電したかっただけなのになあ(結構前のことなので、今もそうなるのかどうかはわかりません)。
そこで、iTunesライブラリごと、外付けHDDにおいてしまえば、ライブラリが見つからないアラートがでてiTunesが起動しません。同期が始まらないので、中身が消えるなんてことはなくなります。
って、こんなくだらない理由なんですけど(笑)
このiTunes ライブラリのフォルダを他のマシンからでも、ライブラリを切り替えて使うようにすれば、アルバムアートワークや再生履歴ごと共有できるというメリットもあります(複数からの起動には対応してなさそうなので、同時使用はしないよう気をつける必要があると思いますが)。
<追記>WindowsとMacでのライブラリの共有は簡単じゃなさそうです。</追記>
音楽データは外付け、ライブラリは本体、という普通の状態の方が、本体のライブラリデータがTime Machineで確実にバックアップされるというメリットがあるので、再生履歴やプレイリストが大切な場合は、普通の方法のほうがいいと思います。