Movable Type&MT4iでモバイルSEO、次は「Mobile Link Discovery」の埋め込みです。
「Movable Type&MT4iでモバイルSEO(1)MT4iは3.0.6以上で」であらかじめ最新版にしたMT4iのURLと、PC版のページを関連づける作業になります。
実は、naoyaさんのこちらのエントリーをみたときからずっとやりたいなあと思っていたのです。もう、3年も前でした(笑)。
▼Mobile Link Discovery - naoyaのはてなダイアリー
そのウェブサイトの HTML ページからフィードの URI を探すためのメタデータは RSS Auto-Discovery というものがあり、blog ツールや blog サービスがサポートしていることもあって、広く普及しています。同じように、HTML からモバイルの URL を探すことができれば、先の問題が解決できてモバイル環境にやさしいプログラムを開発することができる、ということで考案されたのが Mobile Link Discovery です。
どういうときに役立つかというと・・・。
携帯でgoogle検索をします。携帯サイトとPCサイトの検索結果が表示されますが、PCサイトをクリックすると、普通はGoogleがPCサイトを携帯向けに変換したページが表示されます。
でも、Mobile Link Discoverryが埋め込まれているページであれば、変換されたページではなくて、こちらであらかじめ用意してあるケータイ用ページを表示されます。ケータイユーザに読んでもらいやすくなるということです。
これは、Googleのヘルプにも記載されています。
Yahoo!も対応していることとと思いますが、ちょっと該当のページは見あたらず・・・。
▼携帯電話での表示用にウェブ ページが調整される仕組みを教えてください。 - ウェブマスター向けヘルプ センター
こちらのブログでも
・トップページ
・個別アーカイブ
・カテゴリアーカイブ
に、PC版からMT4iの対応するURLを埋め込みました。
具体的には、今使っているMTのテンプレート(ほぼデフォルト)だと、HTMLヘッダー(全てのページでheadタグの内容として共通で使われているモジュール)にMTのテンプレートに以下の内容を追加しました(正確には、この部分は別モジュール化してインクルードしてあります)。
<mt:If name="main_index">
<link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="<$mt:BlogURL$>mt4i/mt4i.cgi" />
<mt:ElseIf name="entry_archive">
<link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="<$mt:BlogURL$>mt4i/mt4i.cgi?mode=individual&eid=<$mt:EntryID>" />
<mt:ElseIf name="category_archive">
<link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="<$mt:BlogURL$>mt4i/mt4i.cgi?cat=<$mt:CategoryID>&id=<$mt:BlogID>" />
</mt:If>
※ここのブログでは、モバイル版はhttp://blog.studio-fu.com/mt4i/mt4i.cgiに設置されています。
これで、モバイル検索の結果画面で、PCサイトのページをクリックしたユーザに、Google Mobile Gatewayで変換された画面ではなく、MT4iのページに直接アクセスしてもらえるようになりました。
SEOへの影響と言うことでは、検索結果画面での順位がどうなるかは全くわかりません。逆に、特に変わる要素が特にないように思っています。
検索結果として、PCサイトだけじゃなくて、携帯サイトの結果にも表示されやすくなるかも?とは思っています。
まあ、これも、もともと、このサイトの携帯版が、認識されているので、Mobile Link Discoveryの導入で効果が感じられるかどうかはあやしいところ(笑)。
SEOというタイトルで書いておきながらいい加減なではありますが、モバイルからアクセスしたユーザに見やすいページを提供するという意味で、やっておきたいなあと思っていました。
モバイルでのアフィリエイトを重要視にしている方なら、同じアクセス数であっても、Google Mobile Gateway経由で変換されたPCサイトの閲覧ではなく、モバイル版に直接アクセスされる方がいいと思うので、そういう方はメリットが大きいんじゃないかなあと思います。
次は、モバイル用のサイトマップを作ってみます。