kintone認定カイゼンマネジメントエキスパート試験(KME)の受験の記録

2022年2月17日、kintone認定カイゼンマネジメントエキスパート試験(KME)を受けてきました。

自宅受験は自宅の片付けが面倒なので、試験センターへ。今回の最寄りは四日市。松阪にはピアソンVUEもプロメトリックも受けれるところがないので、これまでも津か四日市に受験しに行ったり、大阪・名古屋に行ったついでに受験したりしています。

手応えとしては惨敗なのですが、受けてよかったという気持ちが強いので、忘れないように書き残しておきます。

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受験のきっかけ

資格取得はわりと好きです。ちょっとできるような気がしてきた分野について資格を取ろうとすると、自分では使わなくて知らない範囲についても一通り知ることになるので、知識の整理になると思います。これまでにもそういう理由で、すでにkintone認定アプリデザインスペシャリスト、カスタマイズスペシャリスト取得済みで、受験資格があったので、受けれそうな試験は受けてみるか、みたいなノリはありました。

一番大きいのは、Cybozu Circus 2021 大阪で会ったみなさんに「受けるとしたら8月に」と言ったら「8月にする意味はない!2月一択!」と熱いおすすめがあってその気になったこと。

くわえて、その勢いが冷めないうちに、受験申込みの日が来たこと。申し込み開始の日付を覚え間違えていたけれど、ふと休憩のときにのぞいたtwitterで、この試験のことを書いている方がいて、思い出せたこと。その時間帯ならまだ予約ができたこと。たまたま運良く重なって、受験の機会を手に入れることができました。

わかってはいた「準備不足」

試験は申し込んだものの、12月中旬から仕事のピークが重なり、kintone SIGNPOSTを読むことさえあまりできなかった状態でした。試験の数日前に、再度、「最新の出題内容と評価方法」のPDFを読んで、せめて実績は事前にかけるのではと思ったけれど、その元気もなく…
これは、誰でも準備できることなのでやっておくべきです。せめてこれだけはしっかり書けるようにしておきたかったと後悔が残ります。

試験中に感じた「実力不足」

今の実力は、「操作が早い、ちょっと上手に操作する」というあたりで、手早くアプリを作ることはできるかもしれないけれど、そこまで。個別最適化に走りがちな自分の傾向としてわかってはいたものの、改めて強く自覚しました。

「最新の出題内容と評価方法」PDFの出題例のような内容で、kintoneの弱点を把握した上で、それをどうカバーするか、うまく回避して安全なシステムの構築、運用をしていくかというところで、システム管理者、改善の推進者、組織のリーダーとしての視点は足りてないな〜と思いました。少人数でのチームでの利用しかしてないと、自然に身につけるのは難しいと思います。

逆に、実際の経験がなくてもシミュレーションのような形でこの試験に合格できるほどの考え方を身につけて、kintoneの特徴を生かした業務改善を推進するスキルを磨くことができるようにも思いました。

ふと思い出したことと自己採点

試験中に、以前にやったことのある仕事のことを思い出していました。

15年ほど前になるでしょうか。自己推薦文付きのデジタル作品の評価に関わったことがあります。入賞作品は審査員が選ぶのですが、応募作品の全部に目を通すのではなく、事前にふるいにかけたものを審査員が審査して入賞作品を選びます。私が担当したのはそのふるいにかける仕事です。

いくつかの項目で、5段階評価をつけ、総合的にも5段階評価を出します。2人の担当者で同じ作品を担当し、それぞれの結果を突き合わせ、ズレを話し合い、すり合わせた上で、結果として提出します。

で、小論文を書きながら、「D、よくてCをもらえるものがあるかも」と。「発展的、総合的とは言い難い」「適切にまとめられているというには雑」「主張と根拠が一貫してないところがある」。わかってないわけではなさそうな感じはあるけれど、エキスパートとして任せるには足りないんでは…と客観的に評価できる試験だなと思いました。さらに500文字1問できていないところもあるので、惨敗感しかありません。

振り返って

結果はどうあれ、kintone SIGNPOSTを普段の行動から強く意識したり、過去の経験を具体的に思い出しながらあの時こうすればよかった、もっと他にも手があったのではと考えながら読んだり。受験することを決めてからは、やはり何かしら仕事のアウトプットとしても変わったのではないかと思います。

しっかり準備してからの8月受験じゃなく、2月受験の申込み一択と背中を押してくれた皆さん、ありがとうございました。試験対策とは違う意味で、半年早く道しるべを見つけました。

これからしばらくの仕事内容を考えると、別の勉強が必要な時期になりそうです。業務改善に関わる仕事ではあるので、kintone SIGNPOSTは私自身の道しるべにしつつ、1年後には、試験対策せずに合格できるよう、経験を積んでいきたいと思っています。

知識として身につけていきたいのは、システム管理者としてのシステム運用に関連するもの。また強く意識していきたいのはちょうど誕生日の日付とあってる、こちら。

2-17 未来の変化への備えkintone.cybozu.co.jp

目の前の課題を解消するアイデアを思いついたらすぐやってしまいがち。3つ以上のアイデアを心がけつつ、引いた視点から今やるべきことを見極め、将来の業務のニーズの変化への対応の備えとしたいと思います。

おまけ

日本語入力については話題になっていましたね。

私はシーンとした部屋で、めちゃくちゃタイピング音を響かせたことが印象的です。推敲しつつで消しまくっていたり、文字数制限以上はタイプした分が残ってなかったり、日本語変換が2回くらいしか候補が変わらなくて、スペースを空振りしまくっていたり、入力し直したときにも同じことを繰り返していたりで、必要な分の何倍もキーを叩いていると思います。同室の受験者はびっくりしていただろうな。選択式ではない試験だとこうなるんですね。自分でも驚きました。

今回もぼさぼさで写真撮影してしまいました。合格するまでは後悔しません。