kintone認定 アプリデザインスペシャリスト受験の記録

2/17、kintone認定 アプリデザインスペシャリストを受験してきました。

kintone認定 アプリデザインスペシャリストとは

公式のページはこちら。
cybozu.co.jp

受験のきっかけ

kintone認定 アソシエイトの試験に合格した時点で、試験範囲の中で理解が不足している分野が明確になっており、もう少し勉強したいと感じていたことがひとつ。また、アソシエイトの受験前でしたが、「アソシエイト合格から1週間での受験をおすすめ」というような記述を見かけたのと、1/10のkintone café 三重に参加したときの雑談で、kintone芸人のお一人コムデック佐田さんが「アソシエイトの時がいちばん勉強した」と話していたのが重なって印象に残っていたこと。

記憶力の低下が顕著に感じられる今日この頃、アプリデザインスペシャリストを受験するには今しかないかも…という感じでした。

受験後に改めて探した「アソシエイトから1週間」の記事はこちらでした。受験し終わってから読むと、納得することばかり。初見の時に、なぜさらっと読んでしまったのだろうと後悔します。受験対策の方は、私の記事より、ぜひこちらを熟読してください(そしてたらいまわし)。
peaks-k.com

試験対策

ヒントは、公式サイトの例題5問。例2は、悩みますが、ほかの4問はkintoneの機能がわかっていれば迷うことはなさそうです。問題文を読んだ時点で、「kintoneでこのように操作したらできるorここができない」が判断できれば、合格する程度には正解を選べるのでは、と。(迷う問題は、解説なしでは無理だけど、不合格になるほど出てこないであろう)

業務改善NOTEや、事例紹介のネット記事を「ここはkintone標準だと実現できないけれど、この方法(運用やカスタマイズや別システム使用)で解決する(した)のか。なるほど。」と読めるように、太字部分を具体的に想像できるようにするために標準のkintoneの機能についてすみずみまで知ることが対策になると思います。

が、本当にそれでよいのかどうかはわからず。アソシエイトの時に不足していたなと感じた部分をやり直した時点で、目標が不明確なまま暗記する気力が続かなくなりました。そもそも試験対策としても方向性が違うかもしれないし、今後の勉強方法を定めるために、とりあえず一度うけてみようかと。

受験結果

ぎりぎりと思われる正解率での合格でした。精度はともあれ、方向性はあっていたようです。

操作画面までの遷移するための操作方法や、ボタンの名前をきちんと覚えていれば迷わないような問題を数問落とした実感あり。また、例2のような問題は、自分としては迷ったものもあり、自分は迷わなかったけど不正解のものもあり、という状態なんだろうなと思います。

こんな問題もあるのか!と思ったのは、管理者としてのトラブルシューティング。実際に使っていてもまったく経験がないし、事例もあまり見かけないので、この分野は勉強は難しいですよね。

受験を終えて

アソシエイトの時にも感じましたが、「こんなんkintoneでできたら便利やな」と思う機能が選択肢に出てくるのが面白いですね。「ないやろ!」とつっこみ入れつつ正確に回答できればよいですが、「知らんだけであるんかも…」と思わされる問題は、誤答している気がします。設問を作る方も「ありそうなのにない機能」を考えながら作っていると思うと、なんだか笑えます。

公式のページに書かれているとおり、まさに「業務改善が必要とされる実践的なシナリオに対してkintone機能を適切に選択し構築できるスキル」をはかる試験になっていると思います。

業務改善のスキルを問われているわけではありません。シナリオは問題文で提示され、それに対してkintoneの機能で実装できるのかできないのかを回答する形式です。kintoneの機能をしっかり理解していればOKです。ただし、回答に必要となるkintoneの知識は細かいので、あまり使っていない機能については、特にしっかりと理解する必要があります。

問題文は「業務改善が必要とされる実践的なシナリオ」が単純化されていて、kintoneでどう実装するかを考えやすい例になっています。アプリデザインスペシャリストの試験対策用のテキストが出れば、業務改善NOTEより取り組みやすいケーススタディの資料として活用でき、今使っているkintoneがもっと便利になるひとが増えるのではないでしょうか。受験するかどうかは別として、実践的な勉強の材料として、気軽に使えるようになるとよいと思います。